56年に直立猿人で一躍脚光を浴びたミンガスは、翌年道化師を発表する。
ミュージシャンとともにナレーターもインプロヴァイスする新たな方向性を示した。
これを機にジャズミュージシャンと詩人のコラボレーションが盛んに行われるようになる。
ジャズワークショップと名付けられたミンガスのバンドは、
大編成のオーケストラからコンボ、ソロピアノ(ミンガス自身が
ピアノを弾いている)まで、様々な編成でミンガスの音楽を具現化していった。
そして60年、最高傑作であり問題作「Mingus Presents Mingus」を発表。
鬼才エリック・ドルフィー(as,bcl,fl etc)の臓物をさらけ出すような激奏や
ミンガスとの対話、ミンガスと舎弟ダニー・リッチモンド(dr)のやさぐれた
ボーカルなど、全編凄まじいハイテンションでの演奏が繰り広げられている。
2009年06月25日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック