2009年06月25日

ミンガスの奇跡 A

56年に直立猿人で一躍脚光を浴びたミンガスは、翌年道化師を発表する。
ミュージシャンとともにナレーターもインプロヴァイスする新たな方向性を示した。
これを機にジャズミュージシャンと詩人のコラボレーションが盛んに行われるようになる。


ジャズワークショップと名付けられたミンガスのバンドは、
大編成のオーケストラからコンボ、ソロピアノ(ミンガス自身が
ピアノを弾いている)まで、様々な編成でミンガスの音楽を具現化していった。

そして60年、最高傑作であり問題作Mingus Presents Mingus」を発表。
鬼才エリック・ドルフィー(as,bcl,fl etc)の臓物をさらけ出すような激奏や
ミンガスとの対話、ミンガスと舎弟ダニー・リッチモンド(dr)のやさぐれた
ボーカルなど、全編凄まじいハイテンションでの演奏が繰り広げられている。



posted by 権上康志 at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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