2009年06月25日

ミンガスの軌跡 B

mingus'50s.bmp64年には再びレコード会社を興し、自主制作したミンガス・アット・モンタレー」が世間の注目を浴びた。

そして盟友エリック・ドルフィー、個性派ジャッキ・バイアード(p)、ハードバッパー クリフォード・ジョーダン(ts)、胃潰瘍で離脱せざるをえなかったジョニー・コールズ(tp)、番頭ダニー・リッチモンド(dr)
を擁した最強の布陣でヨーロッパツアーを敢行する。
このツアーの模様は何枚ものCDとして発売されているが、
そのどれも緊張感溢れる素晴らしい演奏になっている。



ツアー終了後もヨーロッパに残ったドルフィーは、64年6月29日にドイツで帰らぬ人となった。
訃報を聞いたミンガスは大きなショックを受け、何日も悲しみに暮れていた。
↓ミンガスとドルフィー


c2k64975-b.jpg やがてミンガスは音楽に対する意欲を無くし、
 精神不安定となり入退院を繰り返すようになる。

 心身ともにボロボロのミンガスはアパートも差し押さえられ、
 強制退去を余儀なくされる。




↑カメラの前で猟銃をぶっ放すミンガス。
どんな精神状態だったんでしょうか。
posted by 権上康志 at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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