2010年05月04日

羆嵐

2010050401360000.jpg皆さんこんにちは。
連休いかがお過ごしですか?

僕は先日知人に借してもらった『羆嵐(くまあらし)』という小説を読みました。
吉村昭著で、後にTBSの傑作ラジオドラマとなった作品です。

以前伊集院光がラジオでこの作品の話をしていて興味を持っていたんです。
とにかくまずは彼も言っているように「クマこえぇ!!」ということです。



大正初期に実際にあった事件を元にした作品で、北海道の三毛別という開拓村を
眠の期を逸した一頭の羆(ひぐま)が襲い、集落を滅ぼすに近い大惨事
(2日間で死者6名負傷者多数)を起こす様と、
その出来事に対峙する人々とひとりの老練な羆撃ちの姿を描いた作品
です。

この作品、あらすじだけを聞くと単なる動物パニックものと受け取られそうですが、
主人公はあくまで人間、いわゆる群像劇です。

羆に象徴される大自然の恐ろしさと、
その圧倒的な現実を突きつけられた人間たちの弱さや本質が
生々しく浮き彫りにされています。


久々に骨太で重厚な作品を読みました。
かなり重いです。

皆さんも連休の締めくくりに羆嵐を読んで
なんともいえないヘヴィーな気分になってみてはいかがでしょうか?




ちなみにまだ我が家は大掃除できておりません!
posted by 権上康志 at 09:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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