「どんなベーシストを聴いて参考にすればいいですか?」
と質問したところ、ハンクさんは「オスカー・ペティフォード!」
と即答したそうです。
![Oscar_Pettiford[1].jpg](https://jazz-bass-gonjo.up.seesaa.net/image/Oscar_Pettiford5B15D-thumbnail2.jpg)
ペティフォードは日本での知名度こそ低いものの、
モダン・ジャズベースの父と呼ばれるような偉大な存在です。
その魅力は溢れ出んがごとき歌心。
ラインもソロも本当によく歌っていて、
巨人の名にふさわしいスケールの大きな演奏を聴かせてくれます。
セロニアス・モンクやマイルス、ソニー・ロリンズとの諸作や、
自身のオーケストラなど、素晴らしい作品はたくさんありますが、

代表曲のBohemia After Darkは、キャノンボールの有名なテイクに
比べてテンポは遅いんですがとにかく格好いい。
サビのベースラインなんか激しくアツいです。
Stardustはペティフォードが生涯演奏し続けた愛想曲。
歌心が炸裂しております。